2008年11月2〜3日、今年は東京で開催された関東甲越ブロック青年学習交流集会『センセの合宿。』に、埼高教から6人で参加してきました。
1日目は全体会に続いて6つのグループに分かれて約2時間の実践交流会。さまざまな校種や職種が一緒になって、授業のこと、子どもたちのこと、教職員のこと、学校のことなどを話し合いました。
そして後半は、東京大空襲を語り継ぐ活動をしている若者たち『P-魂(ソウル)'s』のメンバーと一緒に、翌日の「東京大空襲フィールドワーク」の予習。町中が炎の海となった光景を疑似体験したり、衣服が自然発火してしまうほどの灼熱を逃れるために飛び込んだ隅田川の水温を体験したりしました。そして東京大空襲を実際に体験した4人の方が、1945年3月10日のことを話してくれました。
2日目は4グループに分かれて東京大空襲を巡るフィールドワーク。江東区の戦災資料センター、墨田区横網町公園の東京都慰霊堂、浅草浅草寺、隅田川言問橋の4コース。この日も『P-魂(ソウル)'s』のメンバーが、コースごとに解説をしてくれました。ちょうど『浅草時代祭』の日だったので、浅草寺はすごい数の観光客でごった返していたのですが、その中でもあまり人々の目には止まらない東京大空襲の『慰霊碑』や、空襲で焼けた炭の跡が残っている境内の樹木などを案内してもらいました。言問橋のたもとには、慰霊碑があり、その横には当時の橋桁の石が置かれています。3月10日の空襲で、何千人(一説には数万人)もの人が亡くなったというこの橋。空襲の直後には亡くなった方の血や油がべっとりと付いていたそうです。その黒ずんだコンクリートの塊を、実際に自分の手で触れてみました。
最後は浅草公会堂に集まって、それぞれのコースごとに報告をして、『合宿』は終了。比較的近い「東京」での開催でしたが、新しい発見がたくさんあって、ひじょうに中味の濃い2日間でした。
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