2月7〜8日、琵琶湖のほとり滋賀県大津で「センセのがっこ。(全国版)」が開催され、埼高教青年部からは三郷工業技術高校の石郷さんと本部の長沢が参加しました。
1日目の全体会は、勝野正章さん(東京大学准教授)の講演でした。テーマは『青年教職員の苦悩と希望』。学校全体の教育力を高めるためにも、教職員同士の協力・共同を大事にすることによって、若い教職員も自己成長していける職場にすることが大切だということ。勝野先生は前の週に埼高教でも『どうなるどうする第8回学習交流集会』にお呼びして、「CEART勧告でも日本の同僚性が高く評価されている」というお話をしていただいたところでしたが、青年教職員にとっても学校の「同僚性」がとても重要なものだということを強く感じました。
2日目の全体講演は、「九条の会」事務局長で東京大学教授の小森陽一さん。「…この100年の歴史を見てみると、恐慌の後には必ず戦争が起きている。つまり今までの人類の知恵のレベルで行けば、近い将来に戦争が起こることは必至だということになる。だとすればわれわれには「戦前責任」があるということ。それを「戦争」をしないで解決するために、いま日本が「九条」を持っていることがどれだけ重要なことであるか。」「…今の人類が直面している未曾有(みぞう)の危機を乗り越えるためにも「九条」こそが平和的な解決の道筋を作ることができる。憲法九条を守る運動は、決して守りの運動ではない。ともに頑張っていきましょう!」と力強く話されました。
この2日間で全国から300人を越える若い教職員が滋賀に集まりました。夜の懇親会も最後のグループは明け方の4時頃まで語っていたようです。(ちなみに石郷さんは体調の関係で早く寝ました。長沢は2時過ぎまで全国のいろんな方と話してました!)北は北海道から南は四国・九州まで、校種も職種もバラバラな若い教職員が、こんなふうに集まって語り合えるのは組合くらいしかないんじゃないかと思います。こうした「つながり」をこれからも大事にして、埼高教青年部としてもさらに広げていきましょう!
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